イベントの新しいカタチ~ロンドンの場合
Written by: 小沢 早百合 on August 3, 2008 at 7:45 am | In ファッション ライフスタイル |
(UK)従来のイベントの形が変わり始めている。エンタテイメントの新しい手法を導入することにより、オーディエンスはこうあるべき、という概念が変わり始めているのだ。座席にじっとしているスタイル、チケット購入方法、スタート時間の設定、ステージの演出、筋書き、完璧なリハーサル、受身のオーディエンス、など従来のイベントでの決まりごとが、今エンタテイメント関連業界で解体され始めている。
新しいイベントはオーディエンスにとってもっと参加型でパーソナルな、ユニークなものである。新しいタイプの会議では、オーディエンスが居眠りすることもなく、進行に参加してくれるというメリットがある。オーディエンスにとっても、イベントの全行程に付き合う必要はなく、自分にとって良い見つけものをしたら、好きなときに立ち去って良いのであれば、それはハッピーなことだ。
Shine Unconference(ロンドン)
Shine Unconferenceは参加者が創作する“会議”である。参加者は2週間前から登録する。当日参加者は椅子に座らずにスペースを歩くように言われる。あちこちでディスカッションやプレゼンテーションが発生し、参加者は興味を持ったものに参加する。即席会場といった風情のBargehouseのスペースは、むき出しのレンガの壁に、ところどころはがれた壁紙がトレンディで、このタイプのイベントには完璧なスペースだ。
Shunt(ロンドン)
ロンドンブリッジの鉄道橋の下にあるShuntでは毎週違うアーチストがキュレーターとなって、バーとパフォーマンススペースを演出する。ギグ、ダンス、パフォーマンスアートや、例えばカップケーキをデコレーションするセッションなど様々なアクティビティが展開され、ユーザーは会場をうろつきながら、これらのイベントに出会う。中には作成中の作品をそのまま見せているものもあり、即興性の効果を添えている。
→ Shunt
Punch Drunk(ロンドン)
Punch Drunkはロンドンを拠点に活躍する劇団で、5階建てのビルをまるごとパフォーマンススペースにしてしまう。その中には森もあれば宴会場もあり、地下牢も教会もある。オーディエンスは仮面をつけてスペースを探検する。ひとりで探検しても良いし、誰か俳優について行っても良い。パフォーマンスは建物のあちこちで同時に行われており、参加者がひとりで全てを見ることは出来ないが、このことがオーディエンスの体験をユニークなものにしている。
トレンドインパクト
オーディエンスはイベントの内容やイベントとの付き合い方について、価値を測るようになってきている。スペースについても、バンドからサーカス、またはワークショップなど、様々なパフォーマンスが同時に行われる施設が求められるようになるかもしれない。オーディエンスもさらに体験型の参加を求めるようになる。例えば、レストランの顧客をキッチンに案内し、自分の食事のためのソースを創作してもらう、など。このことは同時に、もはやいつまでもオーディエンスがあなたの話を聞いてくれているとは限らない、ということでもある。オーディエンスはイベントへの興味を失ったら、いつまでもその場に居残る必要はないのだ。
Tags: イベント, パフォーマンス, ロンドン
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Shine Unconferenceは参加者が創作する“会議”である。参加者は2週間前から登録する。当日参加者は椅子に座らずにスペースを歩くように言われる。あちこちでディスカッションやプレゼンテーションが発生し、参加者は興味を持ったものに参加する。即席会場といった風情のBargehouseのスペースは、むき出しのレンガの壁に、ところどころはがれた壁紙がトレンディで、このタイプのイベントには完璧なスペースだ。
ロンドンブリッジの鉄道橋の下にあるShuntでは毎週違うアーチストがキュレーターとなって、バーとパフォーマンススペースを演出する。ギグ、ダンス、パフォーマンスアートや、例えばカップケーキをデコレーションするセッションなど様々なアクティビティが展開され、ユーザーは会場をうろつきながら、これらのイベントに出会う。中には作成中の作品をそのまま見せているものもあり、即興性の効果を添えている。
Punch Drunkはロンドンを拠点に活躍する劇団で、5階建てのビルをまるごとパフォーマンススペースにしてしまう。その中には森もあれば宴会場もあり、地下牢も教会もある。オーディエンスは仮面をつけてスペースを探検する。ひとりで探検しても良いし、誰か俳優について行っても良い。パフォーマンスは建物のあちこちで同時に行われており、参加者がひとりで全てを見ることは出来ないが、このことがオーディエンスの体験をユニークなものにしている。



